ヘブン・ロード〜ブルーローズ2〜 第三話 よろしく

 

 

教室はざわざわしていた。その小さな箱をつついてみたり、逆さにして振ってみたり。

「静かに!」

 ルークが教室をダン、とたたいた。

 一気に静まる。

「それは子型AIだ。セカンドムーンのメインコンピュータがアリシアであることは知っているな?」

 こくこくと生徒たちはうなずく。

「その子型はアリシアとつながっている子供のようなものだ。諸君も知っている通り、宇宙艦にはそれぞれ制御コンピュータがひとつずつある。艦長専用のものである。その体験を今からしてもらう。それぞれの子型AIに自分の正式名称を入れろ。作業はじめ!」

 そう言ってルークは教室の隅々までにらみつけるように眺めた。

 皆、コンピュータには慣れているさくさくと動かしている。その中で困惑した表情をしたセアラがいた。

 正式名称ってあれ・・・よね・・・。

 自分の長ったらしい貴族の名称を思い出すとぞっとする。

「どうしたステュアート。自分の名前さえ入れられないか?」

 ルークの一言にセアラはきっとルークをにらみつけると子型AIの電源を入れて名前をいれた。

 

 ザ・ライト・オノラブル・セアラ・シンディ・レディ・ステュアート。

 

 入れるのは簡単だった。入れ終わってからセアラは快心の笑みを浮かべルークを見ようとしてあわてて表情を隠した。

 いけない。教官に親しげな笑顔を見せるなんて。嫌われているはずの教官に笑顔を見せるつもりもない。自分の心の動きにセアラは少々戸惑ったが目の前の物体に心を奪われていった。緑の光が走って画面にパスワード設定が出る。パスワードを設定するとすぐに声が聞こえてきた。

“名前をつけてください”

 まるで子供に言い聞かせるような柔らかな女性の声が聞こえてきた。セアラは思いうかんだキャサリンという名前を入力した。

「キャサリン。今日からあなたはキャリーよ」

 優しげな声でセアラはAIに向って話した。

“キャリーですね。わかりました。レディ”

 セアラはその「レディ」という言葉に眉間にしわを寄せた。

「レディはいいわ。セアラと呼んでちょうだい」

 小さな声でセアラは抗議する。

“ですが、称号でお呼びするのが礼儀です”

「そんなものはどうでもいいの。私はセ・ア・ラ!」

“わかりました。レディ”

「だから〜」

 悪戦苦闘しているセアラを横目にルリがくすり、と笑う。ルークまでがその様子を聞き取って笑っているのがわかる。肩がかすかに震えている。笑い終えるとルークは柔和な笑顔を珍しくセアラに向けた。

「これからはレディ、だな」

「教官!」

 セアラは声を上げたが、この瞬間からセアラはレディと呼ばれる羽目になった。

「もう知らない!」

 ほほを膨らませてキャリーをにらみつける。

“知らない、とは何ですか?”

 はぁ?

 セアラはあんぐりと口をあけた。

「このようにこの子型AIはまだまだ未発達だ。己の手で育て上げるのも訓練のひとつであるということを忘れないように」

 ルークはにやりとしてセアラを一瞥すると周りを見回した。

 周りのAIが騒ぎ出して教室はざわざわとうるさくなる。

「講義中はマナーモードにしておくように」

 携帯電話か? とでも思うがセアラはちょんとマナーモードのボタンを押してキャリーは静かになったのであった。

 

「あー。明日なんだ。宇宙体験」

 セアラはなじみになった娑婆語― 一般人の言葉 ―を使って話す。ここは寮の部屋である。

“宇宙に行くのですか?”

「そうよ。あなたも連れて行かないといけないのかしら?」

 いい迷惑だとでも思わんばかりにセアラは言う。いくら宇宙艦慣れが目的といえど今からコンピュータになれる必要はないのではないか。生徒の負担を増やすのみである。

“当たり前です。私はあなたの子供ですから”

 そのやりとりに隣にいたルリはぷっと吹き出した。

 ルリのAIはルーシーという大人しく、騒がしいルリにはぴったりのAIだった。

「ねぇ、ルリ。あなたのAIと交換してくれない?」

 お手上げだといわんばかりにルリに訴える。

「却下」

 ルリはまじめくさった顔で言う。

「それにこの三年間卒業するまで一緒のAIよ。そんなにおしゃべりだと私の分までとられるって」

 そう言ってルリはけらけら笑った。

 おしゃべりなルリにおしゃべりAIキャリー、さすがにすごい組み合わせになってしまう。

「それもそうね。でもキャリー。しばらくはマナーモードにさせてちょうだい」

“どうしてですか?”

「静かにしていたいの」

“わかりました”

チン、と音がしてキャリーは話をやめた。

「ああ、やっと静かになったわ。ねぇ、ルーシー」

 思わず、話の矛先をルーシーに向ける。

“他のAIとのコンタクトはやめてください”

 とたんにキャリーの声が聞こえてセアラは飛び上がらんばかりに驚いた。

「あなた。マナーモードになったのではなくて?」

 思わず封印したはずのお嬢様語が飛び出る。

“他のAIと話されるよりはましです”

 つんとした声でキャリーが不機嫌になっているのがわかる。

「なんか特殊みたいね。この子」

 ルリが興味津々といた具合にキャリーを見つめる。カメラのレンズがじーっと動いてルリを捕らえる。

“こんにちは。ルリ。キャリーです。よろしく”

「おー。よろしく。キャリー。ルーシーともよろしくね」

 ルリはいたってキャリーをお気に召したようだ。だが実際に自分のAIになると面倒だということはありありとわかるだろう。どうしてこのようなものが回ってきたのかセアラには不思議だった。

「やっぱり、このAI、あなたにあげる」

 なんとなく不機嫌に言ってセアラは部屋を出た。

 なんなんでしょうねー、と一人と二台のAIがセアラの行動を不思議に思っていた。

 

『あなた。マナーモードになってのではなくて?』

 

 

 セアラは自分で発した言葉を頭の中で反復していた。いや勝手に繰り返されていた。自分は民間人になったのではないのか? ここなら社交界の何もかもが忘れられる、そう思っていたのにお嬢様言葉が飛び出てきた。

 

 だめね・・・。

 

 セアラはぼーっと学園寮を出てムービングロードに乗った。擬似太陽が静かに落ちていく。真っ赤に染まる公園。そこに一人の青年がいた。セアラはなんとなくムービングロードをおりると公園に向った。足音が聞こえて青年はばっと振り向いた。

「すみません。お邪魔しましたか?」

 丁寧語もこういうときなら役に立つ。皮肉なものだ。

「いいや。君も何かここに用事が?」

 いえ、とセアラは言葉少なに答える。

 青年はじっとセアラを見つめている。

 恥ずかしくなったセアラはそっと顔を背けた。それに気づいた青年はとっさに謝っていた。

「あ、ごめん。僕、今年卒業したばかりの新米軍人で女性にどう振舞っていいかわからないんだ。さぁ、ここにどうぞレディ」

 気持ちよく声を聞いていたセアラはレディと聞いただけで頭にカッと血がのぼった。

「私はレディじゃないわ!」

 そういってセアラはばっときびすを返して公園を駆け出していく。

「何が悪かったんだろう?」

 青年はただひたすら考え込む羽目になった。

 

 レディ、レディってそんなに称号が偉いの?

 私は普通なのに。

 ここに来たら普通になれると思ったのに。宇宙では誰一人平等だと信じていたのに。

 

 セアラの心は今にも爆発しそうだった。街中を駆け抜けて結局最後は寮の部屋に戻った。

「あ。キャリーのレディが帰ってきたよ!」

「ルリ! 二度とその称号で呼ばないで!!」

 激しい口調にルリはびっくりする。

「何よ。そんなに怒ることじゃないじゃない。普通の女性のことをレディとも言うよ」

「私はもう普通の人間なのよ。称号なんていらない。普通でも何でも称号を思い出すようなものは聞きたくない」

 頭を振ってセアラは耳を押さえる。ぼろぼろと涙がこぼれる。

 キャリーのカメラがセアラをじっとみつめていた。

“セアラ、泣かないで。レディがいやならセアラと呼びます”

 悲しく沈んだキャリーの声にはっとセアラは我に返った。セアラは理性を手に入れ自分を取り戻した。どう考えても私は伯爵の姪なのだ。自分は自分なのだ。

「ごめん。キャリー。そうね。称号は一生ついて回るわね。ただ特別扱いがいやだったの。普通の女の子として生きていきたいの」

 あんな窮屈な生活はたくさんだ。よくシンディ伯母は艦長夫人と伯爵をやってのけるものだ。

“特別扱いはしません。ここ聖ジョーンズ学園は平等に教育を受ける機関です”

 キャリーの生真面目な声を聞いてセアラから笑みがこぼれた。

「そうね。キャリー。称号がどうであれ私は私。平等の名の元にいるのね」

“そうです。セアラ。いえ、レディ。私はあなたが本当のレディとなるまでお付き合いします。普通のすばらしい軍人となるまで”

「キャリー」

 セアラはキャリーを抱きあげた。何の変哲もないこの小箱は自分の子供なのだ。大事に扱わねば。

「ごめんね。キャリー。ルリ。ルーシー。私は私の道を生きるわ」

「よし! よく言った。今日パジャマパーティしよう。あなたと話をしてみたいという人が結構いるのよ」

 セアラが不思議そうな顔をする。この一介の人間に何の興味があるのだろう。

「それはセアラとして? 伯爵の姪として?」

「もちろんセアラとして、よ」

「わかった。なら応じるわ」

 にこっとセアラの顔から笑顔がこぼれた。入学以来の本当の笑顔だ。ルリは携帯電話の発信をオンにした。


おひさしぶりでございます。現在真っ暗トンネルの中。

つい先日から人間関係をきっかけにずるずると劣等感やら無価値に思えるやら死にたくなるやらで内面真っ暗闇でございます。

とりあえず職員に連絡して障害福祉課に行くことになりました。

精神保健福祉士という方いるらしくサービスを使えるかもしれないので。

 

カードは取り上げ中ですが買い物に依存しているのでこの点もここで解決できないか探りたいところです。

 

父はすぐに作業所やめろと言いますがそういうわけにもいかず・・・。

やめて次があればいいですがないので。

 

ずる休みしながらも行ってます。ここの所は欠席せず行ってます。

 

そういやここブルーローズ2してたんですね。

あとでやります。

 

八月の盆休みの最後にイベントが集中しているのが難点。

15、16、17日と出ずっぱりです。

なのは見る〜。写経する〜。カウンセリングにもいく〜。

です。

 

前半は暇なので読書とやっとサムライの創作。

第一話がかけたらいいなと。

英語の受験勉強もぽつぽつ再開と。

 

あと二か月で花蓮ちゃんお誕生日。恐怖の二年目です。

おそらく今までの経緯を見ると二年とすぐで虹の橋わたります。

ハムロスに耐えられるか。

でもその分アロマとかできるようになるのである意味趣味は減らない。

現在お寺にはまってます。

朱印がきれいなところがあってハムちゃんの健康、供養と自分の病気の治癒と願って通ってます。

で写経の予約入れたので行ってまいります。

蚊だけさされたくないな。かゆみ止めケンカしつつも買ってもらいました。

あせもにもいいようで首に塗っております。

 

ここ数日死にたい病発症してます。ケース担当もショップの職員にも相談ずみ。

でも治らない。苦しいです。だれかにすがりたいけどすがるところがない。

ので仏心を持って乗り越えられたらとも思ってます。

カトリック教徒ですがね。

がちがちではなく多宗教な人なので矛盾はでてません。

たぶんミサ受けたらホームに帰ってきたと思いますがいく暇がない。土曜日とかあるので。土曜日は訓練日です。

もちろんあしたも。

サボりたいところですが釘刺されたので行きます。

 

 

という近況報告してブルー行きます〜


pspこない

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GWでございます。

先日高山右近列福チャリティーコンサートに行きました。

恩師が歌っておられるので行ってきたのですが右近に捧げる歌でなみだしました。

闇にいても主が光というような歌詞を見て今現在闇の中にいる私にも主は光なんだと改めて発見しました。

建物の教会とかミサとかイメージでもっていたのですが主を完全に忘れていました。

とんでもないカトリック信者やな。

ので今度新たなロザリオか祭壇を買いに参ります。

祈りをささげ続けようとおもっております。

表向きは元気ですが実の内面はつらい闇の中なのです。

女の幸せまるごとなくして再認識して心は血の涙。

せめて心をささげられる主がおられれば心も楽になるかなと思ってます。

でPSP、VITA買えないので中古注文中。

GWの間に来ると思ってましたが休みみたいです。

執筆は本ブログでも書いてますがしばらく休み休み状態で書きます。

受験勉強がありペットの世話もあり忙しいのです。

GW中は暇なので読書とブログです。三冊目まで読みました。

四冊目に栞はさんだところです。

マンガなのですぐ終わります。

春樹氏の本を借りてるのでそれも読まねば。

あとは娯楽本。

初めて十冊借りました。

期限までに読みます。受験勉強しないといけないけど。英語は難しや〜。


ヘブン・ロード〜ブルーローズ2〜 第二話 はじめまして!

 

 

 第一コロニー、ムーンセカンド。月の様に丸い形をしているところからそう呼ばれている。色は赤褐色で主星からは赤い月と呼ばれていた。畏怖の念が注がれているところ。

 このコロニーの中の聖ジョーンズ学園でセアラは軍人となるべく訓練、講義をうけることになる。セアラは専攻にパイロットコースを選んだ。他にも整備コースや宇宙生理学コースなどがあるが、セアラはあの蒼い宇宙を飛びたくてパイロットコースを選んだ。

「えーど。えーと。入学式の会場はどこかしら?」

 ぶつぶつとつぶやきながらセアラは広い学園の中をさまよっていた。ルリといつしかはぐれていた。そこへ声がかかった。これ幸いとセアラはぱっと表情を明るくした。

「あのう。入学式・・・」

「ちょっとあなた! 18歳で軍に入ろうだなんて遅いわよ。私なんて12歳の飛び級なんだから。私はあなたには負けないわ!」

 少女はそういうとぱっと背を翻していった。セアラはみっともないと思いつつぽかんと口をあけたまま突っ立っていた。

「ああ。セアラ。見つからないと思ったよ!」

 ルリが飛び込んできた。腕を引っ張られながらセアラはぼけっとしたままだった。

「今、小さな女の子が・・・」

「ああ。モトコ・モーガンね。12歳の飛び級天才よ」

「どうして知ってるの?」

 セアラは驚いて身を乗り出さんばかりにルリの顔を見つめた。

「早耳ルリ様とよんで。この学園のことならもう何でも知っているわ」

 ルリが得意げに話す。

「あなた、マークされたわね。やっかいなことにならないといいけれど」

 この心配げな予想が後に大当たりするとはまだ二人とも夢にも思わなかった。早耳といわれてセアラはひとつの疑問を引き出した。

「ここは宇宙軍の学園でしょう。どうして聖ジョーンズという名前なの?」

「えーと。えーと。それはね・・・」

 ルリが苦慮しているとそこへ男性の声がかかった。

「何をしている。さっさと入学式に行け!」

 軍服を着た若い青年だった。だが、胸に着けているバッチで大佐だとわかる。

「はーい」

 間延びした返事をお返しして二人は顔を見合わせて笑った。次の小言が来る前に二人は駆け出した。そして青年は歩み去ろうとしていた。そこへ二人は振り向くとその背中に盛大なあっかんべーをお見舞いしておいたのだった。

 

「ふぅ」

 学園長のながったらしい式辞を聞いて入学式を終えたセアラはようやく寮に戻った。部屋でくつろぐ。ベッドは二つ。そしてたくさんの荷物が届いている。ルームメイトは一人部屋と勘違いしているのだろうか。セアラが極力減らして送った荷物の数倍はあった。もうすぐルームメイトがやってくる。楽しみだ。セアラは自然と笑みがこぼれるのを抑えるので必死だった。

 

ピンポーン。

 

ドアのチャイムが鳴った。

「開いているわよ」

 もうおなじみになった民間人言葉でセアラはインターホンに声をかけた。

「ごめーん。荷物重くてドアのボタンおせないー。あけて〜〜〜」

「ルリ?!」

 ばっと瞬間的にドアのボタンを押すとシュッという音を立ててドアはスライドした。

 そこに立っていたのはまだあきたりないのか、大仰な荷物を持ったルリが立っていた。二人でよいしょっと荷物を入れる汗だくになってセアラとルリはタオルで額を拭いていた。

「いったい、いくら持ってきたの?」

 セアラはあきれてものが言えんとばかりに言う。

「だって、ここに三年以上もいるんでしょ? あれやこれやが必要になるじゃない」

「あれやこれやって・・・」

 セアラはあきれきって言葉を失う。

「とにかく」

 セアラは大積みの荷物を一にらみして言う。

「とにかく、整理からはじめましょ」

 セアラはそういうと荷解きを始めた。

「待って」

 とルリがその手をさえぎった。

 どうしたの?とセアラはいいかけて口を閉じた。

 ルリが敬礼する。

「やぁ。諸君。私が君のルームメイトだ。よろしく!」

 まるで教官にでもなったようにルリが言う。セアラはおかしくてぷっと吹き出す。

「笑うことないでしょー」

 ルリがほほを膨らます。

 わかったといってセアラは直立不動の形をとって敬礼した。

「よろしく。ルームメイト殿」

 セアラはそう言って今度は自分から手を差し出した。

 

「うひゃぁ。こんなに講義があるの? 目が回っちゃう」

 電光掲示板の前でルリが声を上げた。そこには仮登録期間に行われる講義がずらっとならんでいた。

「ほとんど必修じゃない。これに自由科目入れるだなんて・・・」

 不可能だといわんばかりにルリは嘆く。

「まぁ。そう言わないで。がんばりましょ」

 セアラはうきうきしていた。学校というものは初めてだったのだ。セアラのすむ第三主星第四惑星では屋敷に家庭教師がやって来て教えてくれていた。学問を自分からする。この状態にセアラの心は舞い上がっていた。

「なんでこうにこやかなんだろうね〜」

 ルリのうらみがましい声を聞きながら薄型のタッチパネルを操作してセアラはメモを取る。講義の内容はわかった。あとは自分がどの道に進むのか。花形はやはりパイロットコースだ。だが、花形だからしたいのではない。自分で宇宙を飛びたいからだ。

 

 自分の目で宇宙を見たい。

 

 セアラはそう願っていた。

「さ、これからのことを決めましょ」

 ルリの腕をとると寮のほうへセアラは歩き出した。

「ちょっとちょっとまってよう」

 幼げな声にセアラはくすりと微笑むとずんずんルリを引っ張っていった。

 

 翌朝、セアラたちは教室で教官が来るのを待っていた。すっとドアがスライドして入ってきたのはあの青年だった。セアラたちを叱り飛ばしたあの大佐である。

 うへ〜、とルリがとんでもない小声を出す。

「いやな人に当たったわね」

 セアラも小声で返す。すると厳しい声が飛び込んできた。

「セアラ・ステュアート。ならびにルリ・サナダ。講義を受ける気がないなら出て行け」

 ざわざわと教室がどよめいた。小さな空間の教室は教官の声があますところなく響いた。

「蛙の子は蛙の子か・・・」

 男子学生が言う。

「どういう意味だよ」

 セアラはその言葉の続きを聞きたくはなかった。

「あれってヴァクス艦長の娘だろう? 社交欄にのっていたぜ」

 セアラはすくっと立ち上がって男子学生のほうに向き直った。

「違います。私は姪のセアラです。失礼にもほどがあるわ」

「ちがうったってどうせコネで入ったんだろう? 18で入るなんてコネぐらいしかないだろう。俺たちにも宇宙のことを教えてくれよ。先輩なんだからさー」

 別の男子学生が揶揄する。

「そこのお前たちもだ。軍に入りたければ余計なことは言うな!」

 厳しい声が男子学生に飛んでセアラは溜飲を下げた。かと思うとすぐにセアラに声がかかった。

「身分をひけらかすことのないように」

 してないわ! といいたかったのだがセアラはじっとがまんした。予想していたことだ。いくら普通に振舞っても今まで築き上げてきた上品さはなくならないし身分も消えない。

「静かに」

 教官がこん、と教壇をたたいた。

「君たちはそれぞれの適正にあったコースに進むために一般教養を受け、各自で適性を見分ける。とくにパイロットはきついぞ」

 まるで最後のせりふはセアラに言われたような気がした。甘いお嬢さんはとっとと帰れとでも言わんばかりに。悔しさで視界が涙でぼやける。だが、目をぱちぱちさせて涙を引っ込ませると前を向いて教官を見据えた。たたずまいを正したセアラの回りにはまるでオーラが出ているようだった。

「それでは今日のところは顔合わせだ。各自解散してよろしい」

 教官、ルーク・バーグが声をかけるとみなばらばらになって出て行った。

「セアラ・・・」

 ルリが優しく声をかける。ぼうっとしていたセアラだが我に返ると微笑んだ。

「私なら大丈夫。身分がどうであれパイロットになればみんないっしょだもの」

 だが、話している言葉とは反対にセアラのスカイブルーの瞳から涙がぽろり、と一滴落ちた。ルリはそっとハンカチを差し出す。それをセアラは目に当てるとひとことつぶやいた。

「悔しい・・・」

 ルリはそっとセアラの肩を抱いていた。


TOIEC受験勉強本格的始動

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今日気になっていた本を買うと前書きに意味を覚えないと覚えられないとあったので急きょ単語カードを買いに行き先ほど書き込んでおりました。ものの見事にわからん。単語の本はあるのですが見る単語全部が記憶にない。

たまに高校で習った単語を見かけるぐらい。

リスニングだけでかなりの本集めてます。

写真問題で転んだので気になって本を集め続けたらこんなことに。

achieveとかは記憶にあるんだけど。

ま。これから語彙力強化します。

ここにどんな単語がはいるかわかっても言葉がわからなかったら意味ない。

ので英単語覚えに入ります〜。

明日はまだおやすみ。

火曜日が怖い〜。

たまに来ますのでよろしくお願いしますね。


消えたー

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書いたのに消えたー。

しくしく。

 

あんなに長く書いたのに。

 

完徹で頭ぼやです。

でも仕事はある。休めない。

ケース担当はお許しがでも事情を知っている方からはお許し出ないし、なんせ友人がショップにソフトクリーム食べにくる代わりに借りてた奈々さんのDVD返すので余計休めない。

 

あと一時間しかない。

眠気覚ましにミンミン打破飲みたい。

 

こんな弱小ブログでも見てくださる方いるのね。

感謝。

はじめ2を見たときはだめかなと思ったのですが今の感じだと続けられそうです。

 

創作載せたりハムちゃんのこと書いたり仕事の訓練をかいたり雑多なブログです。

本来はエッセイを目指したかったのですが理解不能。

中山庸子さんみたいに書きたいのだけど。

 

図書館一冊しかなかった。エッセイの書き方。しかも論文的なもの。

コツとかない。

別の本では人のエッセイをこき下ろしていたので気分が悪くなるのでやめました。

それ以外はなくて論文用ばかり。

論文はいいのよー。

終わったのよー。

書きたいけど。論文。

 

分類方法が見えないので長らく寝かされています。

クローン技術のことで書きたいのだけど。

今はiPS細胞ですね。

うー。

年表作りたいが過去にさかのぼるのが大変。

今大学の図書館使えないし。しかもばか遠い。

 

頭が働かないので朝はこの辺で。

またお昼休みに入れるかも。


ヘブン・ロード〜ブルー・ローズ2 〜 第一話 あたくし、行きます!

 

 

 

ショートカットのブルーグレイの髪がささっと素早くゆれ、セアラは執務室に入った。というか突撃した。そこには伯母であり名付け親の伯爵にして宇宙艦長夫人シンディ・ステュアートが重厚な椅子に座っていた。セアラの名前はシンディの愛称セアラからとったものだ。

「どうしたの。セアラ? あら、ショートカットにしたのね」

 やんわりとシンディは微笑みながらセアラのいきまく顔を見つめた。

「これは伯母様の若いころ・・・じゃなくて、あたくし決めたんです!」

 セアラはショートカットにしたわけを話すことを取りやめ、決意を表明した。

「だから、何を決めたの?」

「宇宙軍予備科に入ります!」

 シンディは一瞬黙っていたがすぐにいつものおだやかな表情をとりもどした。

「宇宙軍は14歳から入るのよ。18のあなたでは無理よ」

「だったら事件の起こりそうなところへ行って民間命令を受けます」

 民間命令とは宇宙艦の中で何かが起こったときに臨時として宇宙軍の軍人になることだ。さすがにシンディも顔色を変えた。彼女自身経験があるからだ。コロニーの反乱と流行病の治療。シンディの愛称セアラをとってセアラと名づけられた特効薬の花もある。だが、それは並大抵の努力で解決したわけではない。シンディは博物学者としてフィールドワークをするために航宙中だった。予定外の出来事に同僚となった軍人たちと衝突しながら解決したのだ。その一人とその後、再会し、結婚したのではあるがそれは別の物語である。シンディは夫のヴァクスが地上勤務に切り替えられたのを機に娘と一緒に領地に戻っていた。一人娘アリサは順調に素直に育っている。長男のリチャードは今、伯爵のあとを継がんとして寄宿学校でがんばっている。シンディは甥のエセルバート、姪のセアラをも自分の子のように育ててきた。おかげでシンディの無茶な行動振りがセアラに遺伝したらしい。シンディは苦笑いを禁じえない。この間は自立するんだといってどこかの辺鄙な辺境の惑星に行っていた。どうやらそこで恋をして失恋したらしいのだがその件についてはシンディも良く知らない。セアラも話すつもりはなかった。二年ぶりに帰ってきたかと思うといきなり宇宙軍に入るという。

「並大抵のことでは乗り切れないのよ?」

 シンディは諭すように言う。そして向かいの椅子に座るように手で指示した。シンディはめったに怒らない。大抵、静かに諭すだけである。そんなシンディがまじめな顔をして座るように言う。セアラは言われるままに座った。

「周りはみな、優秀な人たちばかり。あなたの成績は優秀だけど適性は違うわ」

「適正が違うとだめなの? 適性って何?」

 セアラは敬語も忘れてくってかかった。

「人間できることとやりたいことは別なのよ」

 静かにシンディは言う。それに、と付け加える。

「言う相手を間違えてなくて? ご両親をまず説得なさい。そこから始まるわ」

「はい」

シンディはそう言って立ち上がるとセアラを抱きしめた。シンディの髪から花の香りがセアラを包んだ。シンディは反対も賛成もしないようだ。そんなシンディ伯母にセアラは感謝した。

 

 2

 

「だ・か・ら。宇宙軍の予備科に入りたいの!」

 何度繰り返したかわからぬ言葉をセアラは吐き出した。目の前には眉間にしわを寄せている両親がいる。兄もいる。

「どういうことかわかっているのかい? 戦うということは人を殺すということなのだよ」

 父親アベルが問いかける。アベルはかつていとこのシンディを殺すことに加担したことがある。両親の計画だったがそれはアベルにとってつらい出来事のひとつだった。シンディは許しを受け入れ今もなおアベルたちに優しい。だが、罪は消えるわけではないのだ。人を殺すことの恐ろしさを知っているアベルにはとうてい受け入れがたい話だった。

「人を殺すだけじゃないわ。守る力だって手に入れられる」

「で、誰を助けたいんだい?」

 兄、エセルバートが冷静に問いかける。同じブルーグレイの髪でセアラとよく似ている。背が違っていなければ双子と間違えられるであろう。

「それは・・・」

「答えられないのならだめだな」

 アベルはそう言って立ち上がった。

「待って。お父様! 私はもう18よ。自分の道は自分で決めたいの。宇宙は恐ろしいところだわ。でも綺麗。あの中に行きたいの。星を見ていたい。夢を見ているのかもしれないけれどあたくしは、あの中に飛び込んでいきたい!」

 セアラは熱弁をふるって立ち上がった。

「あなた」

 母親のリーナが言う。その瞳はしかたないでしょう、といっているようだった。アベルは考える。

 長いのか短いのかわからない時間がたった。

「まぁいい。願書を出してきなさい。ただし、入試に落ちたら花嫁修業だ」

「ありがとう。お父様!」

 セアラはアベルに抱きついた。

 

 

「本当に行くんだね?」

 ターミナルでエセルバートは念を押した。試験にはパスした。これからその学園に向う。宇宙軍の訓練施設は第一主星系主星の近くにあった。そこまでこれから旅をする。もう両親とは別れを済ませていた。シンディの補佐をしているアベルとリーナは急に用事ができ、愛娘の見送りにはいけなかった。少々寂しかったがセアラはこれからの緊張でめいいっぱいだった。

「うん。大丈夫」

 セアラはにっこりと笑う。

「これを。セアラ伯母様からの選別だよ」

「中をあけてもいい?」

「それは向こうについてのお楽しみだ」

「お兄様の意地悪」

 セアラがほほを膨らませるとはは、とエセルバートは笑った。

 楽しみを減らされてセアラはしぶしぶ了承した。そのときアナウンスがながれた。宇宙軍予備科船アトラスに行く船がもうすぐ出る。

「もう18なんだからしっかりするんだぞ」

 エセルバートはそう言って軽くセアラを抱きしめるとすぐに離して肩に手を添えた。じっとセアラの瞳を覗き見る。

「いっておいで。セアラ。僕たちはいつでも見守っているよ」

 エセルバートの手がゆっくりはなれた。セアラは餞別の小さな包みを持ってスーツケースをもった。

「行ってきます。お兄様。きっと立派な軍人になって帰ってくるから!」

 セアラはそう言って手を振ると歩き出した。

 家族とはなれることはなかなかない。伯爵家の娘として社交界にデビューする前は両親がいない間、シンディや祖母と一緒だった。だが、これからはひとりになる。自立したいと勝手に家出したときとは違う。未来に向けて歩くのだ。少々遅い親離れだが・・・。

 

 緊張した気持ちで船の座席に座った。船が航宙に入る。星から旅立っていく。星から遠く離れていくのを感じてセアラは涙を流しそうになった。家族とはもう二度と会えないかもしれない。そんな気持ちがあったからだ。ホームシックが来るとは予想もしなかった。だが、これからいくアトラスではそうそう簡単に家族と連絡が取れない。だがそれを承知で選んだ道だ。セアラは自分を心の中で叱咤していた。

「大丈夫。大丈夫」

 セアラは独り言をぶつぶつ言って心を慰める。ふと思い立って餞別の包みを開ける。そこにはうっすらと発光する蒼い薔薇の苗があった。ブルーローズ。シンディが発見し疫病の特効薬になった花だ。シンディの薔薇、セアラ。不可能を可能にするといわれている花、た幻の花。

「伯母様・・・」

 シンディが元気つけてくれている気がして苗を抱きしめてセアラは目に涙を浮かべた。

 そのとき船の画面に宇宙が写った。ガラス、ではない。映像だ。船が撮っている画像を直接疑似体験できるようにパネルを設置しているのだ。暗闇の中にぽつぽつと星が光っている。これだけの太陽があるということだ。

「綺麗・・・」

 セアラは薔薇を抱いたままつぶやいた。その横で嗚咽が聞こえた。見ると少女が泣いている。長い髪を頭のてっぺんでまとめて流している。ところどころ毛がとびちっているが気にならないらしい。亜麻色の髪が印象的だった。

 セアラはハンカチを取り出すとそっと差し出した。

「あ、ごめん。なんだか綺麗で泣いちゃった」

 後頭部をかりかり、とかきながらその少女は言った

「あたくし・・・いえ、あたしもそう思った。泣きたくなった」

 セアラはそう言ってにこっと笑った。相手もにこっと笑う。

「わたし、ルリ・サナダ。あなたは?」

 少女の言葉にセアラは詰まった。本来の名前は貴族の称号で長い。伯爵家の出だとすぐわかってしまう。特別扱いは無用だ。セアラは簡単に答えた。

「セアラ・ステュアートよ。よろしく」

 セアラはスカイブルーの瞳をきらめかせて手を差し出した。

 ルリはその手をぎゅっと握った。

「あなたも学園へ?」

「ええ」

「じゃぁ。これからはお友達ね」

 え?、とセアラは意外そうに答えた。友達とはそんなに簡単にできるものなのか。

「あなたはセアラ。私はルリ。名前がわかったらみな友達。なーんてね」

 にかっと少女は笑った。世の中そんなに簡単だといいのだが・・・。それでもセアラはこれから楽しく過ごせる友達ができたような気がしてうれしくなった。

「よろしく。あたしたち今日から友達ね」

 ノンノン、とルリは指を振る。

「親友よ。これからは親友。学園で最初に出会った友達を親友にすると決めてたの。あなたが第一号。おめでとー!」

 そういってセアラはルリに抱きしめられた。

 腕の中のブルーローズがつぶれそうであせったが片手だけでもルリの背中に回した。

「オーケー。オーケー」

 ルリはセアラの背中をばしばしたたく。

「ルリ。痛いですわ・・・じゃなくて痛いわ」

 お嬢様言葉を廃棄するために改めて言い直す。これからは普通のセアラ。伯爵家などの称号は関係ない。普通の少女として生きていける。セアラの心の中に自由がひろがっていた。これからの未来を切り開く自由が。

「よろしく。親友」

 セアラはそうルリに告げた。

 

 

あとがき

はい。もろにステルヴィアに影響受けた作品です。ブルーローズ1はちょっと大人なためどうするか考えてから掲載します。

一か所変えるだけでいいので。当分セアラにお付き合いください。


お昼休みです

眠い。やたら眠い。製本とブログ設定で遅くなって今日もショップ訓練。
今日から怒涛のスケジュールが入る。土曜日まで訓練。日曜日販売。月曜日お出かけ。火曜日訓練と病院。
死にます。このスケジュール。お出かけはライトアップも見るためまた寝るの遅れる。プロジェクトマッピング見れるのは楽しみだけど。TOEIC本今日一冊届きます。
楽しみ。頼むから写真問題入ってて。
昨日のはPART3からしかなかった。しくしく。1と2が欲しい。キクタンも欲しい。

 

帰ったら本届いていましたがやりたいパート1と2がなかった。

今度お出かけの際に買っておきます。

 

今日は帰り道駅裏の桜ほぼ満開でした。

きれいでした。二条城雨ですがデジカメで撮るのでもうちょっといい画像が撮れるかも〜。

 

今日は腕よりも背中が痛い。

整体か〜〜〜?

高いよ〜〜〜。

 

猫背になるといけないのでそってます。

いてて。

さて本ブログにいきますか。
 


おはつです。

たまたまスマホいじっていて借りれないかなーといじって結局パソコンいじってます。

本格的には週末からです。

でも二条城行くんだな。

暇がない。

三からむなんだけど確認したら全然崩れてた。

テンプレート探しにゆきます。

 

今宵はここまで。


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